「モデル」は、AIの頭脳のこと
ChatGPTという、文章で質問すると文章で答えてくれるサービスがあります。あの画面の奥で実際に考えているものを「モデル」と呼びます。
ここで少しややこしいのが、サービスの名前と頭脳の名前が別々にあることです。車で言うと、車種の名前とエンジンの名前が分かれているようなものです。ChatGPTはサービス(車種)の名前で、その中で動くGPT-5.5などが頭脳(エンジン)の名前です。GoogleのGeminiや、AnthropicのClaudeも同じ仕組みで、サービスの奥にそれぞれの頭脳が入っています。
数字は「世代」を表している
5.5や4.8といった数字は、頭脳の世代を表しています。スマホの機種名の数字と同じで、大きいほど新しい世代です。新しい世代ほど、長い文章を読めたり、間違いが減ったりする傾向があります。
ただし、新しいほどえらい、とは限りません。世代ごとに値段も得意分野も違っていて、AIの会社自身が「日常の仕事には少し前の世代で十分」という位置づけの頭脳を並べて売っています。
新しい数字が出ても、慌てなくていい
AIの会社は、数ヶ月おきに新しい世代を発表します。ニュースで新しい数字を見るたびに、何か対応しなければいけない気がするかもしれません。
ほとんどの場合、使っている人は何もしなくて大丈夫です。サービス側が中身を入れ替えてくれるので、いつもの画面でいつも通りに使い続けるだけです。スマホの買い替えと違って、本体を買い直す出費もありません。
これは何を意味しないか
数字が新しいことは、あなたの会社に必要だということを意味しません。請求書の下書きやメールの返信といった毎日の仕事は、最新でない世代でも十分にこなせます。数字を追いかけるより、目の前のひとつの作業でAIを使えるようになるほうが先です。
明日できる小ささ
いま使っているAIの画面のどこかに、頭脳の名前が書いてある場所があります。設定やメニューの近くにあることが多いです。一度だけ探して、名前を眺めてみてください。見つけたら、それで十分です。