電話やメールで、同じ質問を何度も受ける。営業時間は。駐車場はあるか。支払い方法は。一回ずつ答えるのは難しくないけれど、それが積み重なると、けっこうな時間になっている。よくある質問をまとめて公開しておけば、この手間は減らせます。分かってはいても、まとめる時間がない。それが現実です。
過去の問い合わせが、材料になる
FAQづくりで一番面倒なのは、「どんな質問が多いか」を洗い出すことです。でも、その答えはすでに手元にあります。過去のメールの問い合わせ、電話のメモ。それを集めてAIに渡し、「この中で、似た質問をまとめて分類してください」と頼む。
すると、ばらばらの問い合わせが「料金について」「予約について」「アクセスについて」といった塊に整理されます。どの質問が多いかも見えてくる。これがFAQの骨組みになります。
答えも、下書きしてもらう
分類ができたら、それぞれの答えをAIに下書きさせます。「この質問に、丁寧で分かりやすい答えを書いてください」。ただし、ここが大事なところです。
- 料金や営業時間など、正確さが必要な部分は、人が事実を確かめる
- 自社だけの事情は、AIは知らないので、人が補う
- 言い回しが冷たければ、あたたかく直す
AIが作るのはあくまで下書き。事実の正しさは、人が保証します。
載せる場所は、どこでもいい
立派なFAQページを作る必要はありません。ホームページの片隅でも、お店に貼る紙でも、お客さんに渡すメールの定型文でもいい。大事なのは、お客さんが答えにたどり着けることです。形より、中身です。まず社内の共有メモとして作って、評判がよければ外に出す、という順番でも構いません。
一度作れば、ずっと効く
FAQは一度作れば、その後ずっと働き続けます。お客さんが自分で読んで解決してくれれば、問い合わせそのものが減る。最初に少し手間をかける価値は、十分にあります。完璧を目指さず、よくある五つから始めれば十分です。
明日できる小ささ
今週受けた問い合わせを、思い出せるだけ箇条書きにしてみる。三つでも五つでもいい。それを眺めるだけで、「これは毎回聞かれているな」という質問が見えてきます。そこがFAQの出発点です。問い合わせを減らす仕組みづくりは、AI導入支援で相談できます。