おさらい。GPT-5.6とは
ChatGPTの頭脳(モデル)の新しい世代で、Sol、Terra、Lunaという3つの階級があります。Solが旗艦、Lunaが速くて安く、Terraが中間。くわしくは予告時の記事に書きました(→ GPT-5.6をOpenAIが予告発表。Sol、Terra、Lunaの3つの違いとは)。
今回、何が発表されたか
OpenAIの公式発表によると、GPT-5.6がChatGPTと開発者向けの窓口で正式に使えるようになりました。一番賢いSolは、前の世代より少ない手数で仕事をこなす効率のよさが特徴とされ、コンピュータの画面を扱う作業や、資料づくりの見栄えの判断が良くなったと説明されています。量り売りの単価は、Solが読ませる分100万トークンあたり5ドル、書かせる分30ドルです。
それはどういうことか
ChatGPTの有料プランでは、じっくり考えさせる設定を選んだときにSolが働くようになります。ふだんの軽い質問は、これまで通り速い頭脳が受け持ちます。使う側から見ると、画面や操作はほぼそのままで、重い頼みごとのときの底力が上がった、というのが実感に近い変化です。
予告の段階では一部の提携先だけの限定公開でしたが、今回、誰でも使える形になりました。ChatGPTの画面で使えるほか、開発者向けの窓口でも提供されています。
これは何を意味しないか
無料で全部が最上位になった、という話ではありません。プランによって使える頭脳と量には差があります。また、前の世代GPT-5.5が急に使えなくなるわけでもありません。世代交代のたびに毎回お伝えしていることですが、使っている人の側で今日やるべき作業は、ありません。
明日できる小ささ
ChatGPTの有料プランの人は、いつもより重めの頼みごと(長い資料の要約と論点出し、など)をひとつ試してみてください。新しい世代の差は、軽い質問より重い仕事のほうに出ます。
出典(一次情報):GPT-5.6 一般提供開始(OpenAI公式)