おさらい。何が起きていたのか
Claude Fable 5は、Anthropicが6月に公開した特別に高性能な頭脳(モデル)です。公開の3日後、米国政府の輸出管理の指令を受けて、提供が一時停止されていました。このサイトでは6月13日の記事でお伝えした件です(→ 公開されたばかりのAIが、3日で使えなくなった。それでも慌てなくていい理由)。
今回、何が発表されたか
Anthropicの公式発表によると、6月30日(米国時間)に指令が解除され、Fable 5は7月1日から世界中で再び使えるようになりました。再開にあたって、悪用を防ぐための新しい安全の仕組みが追加されています。この仕組みに触れる一部の頼みごとは、Fable 5ではなくOpus 4.8という別の頭脳が代わりに答える場合があります。
また、月額プランの人は、週の利用枠の半分までFable 5に使える形で提供され、この扱いは7月7日まで、その後は前払いのクレジットでの利用になる、と案内されました。
それはどういうことか
止まっていた最上位の頭脳が、安全の仕組みを増やしたうえで戻ってきた、ということです。クレジットという料金方式については、先日の記事で説明しています(→ 定額と従量課金。AIの料金の二つの方式、会社で使うならどちらか)。
これは何を意味しないか
6月13日の記事に書いたことは、今も変わりません。この出来事は、つくばで商売をしている多くの会社の毎日には、ほとんど関係がありません。止まっていたのも戻ってきたのも特別な最上位モデルの話で、毎日の仕事で使う通常のAIは、この間もずっと動いていました。特別な頭脳の出入りと、足元の道具の安定は、分けて眺めて大丈夫です。
明日できる小ささ
このニュースで何かする必要はありません。強いて言えば、「AIは止まることもあるし、戻ることもある」と知っておくことです。だからこそ、特定の一社に頼り切らない足元の型(自分の頼み方のメモ)が効いてきます。
出典(一次情報):Claude Fable 5 提供再開(Anthropic公式)