Copilot Coworkとは何か
Copilotは、WordやExcelに入っているMicrosoftのAIアシスタントです。Coworkはその発展形で、「仕事を任せると、段取りを組んで最後まで進め、完成品を返してくる」タイプのAIです。以前の記事で説明した、働くAI(エージェント)の代表例のひとつです(→ 「答えるAI」と「働くAI」。最近よく聞くエージェントという言葉の意味)。
今回、何が発表されたか
Microsoftの公式ブログによると、Copilot Coworkが世界で一般提供になりました。頼んだ側は仕事の内容を伝えるだけで、Coworkが資料や社内の情報を踏まえて作業を進め、下書きや助言ではなく仕上がった成果物を返す、と説明されています。料金は使った分だけ支払う方式で、管理者向けに利用額を見張る画面も用意されました。
それはどういうことか
これまでのAIの使い方は、人が一往復ずつ指示するのが基本でした。一般提供になったということは、「ひとまとまり任せる」使い方が、試験段階を出て、契約すれば誰の会社でも使える段階に入ったということです。
発表では、下書きではなく完成品を返す、という言い方が繰り返されています。会議資料の組み立てや調べものの整理のような、形になるまで時間のかかる仕事が、任せる対象として想定されています。使いどころの感覚は、社外への外注に少し似ています。
これは何を意味しないか
任せれば仕事が消える、という意味ではありません。仕上がったものを確かめて直すのは人の仕事のままです。また、これはMicrosoft 365を法人契約している会社向けの機能で、追加の費用がかかります。個人のパソコンに勝手に入ってくるものではありません。
明日できる小ささ
自分の仕事の中で「最初から最後まで、ひとまとまりで人に頼むとしたら何か」をひとつ思い浮かべてみてください。それが、この種のAIに任せる候補の第一号です。
出典(一次情報):Copilot Cowork 一般提供開始(Microsoft公式)