簡単にいうと
問題を解くための手順のことです。順番どおりに進めれば答えにたどり着く段取りを指す、コンピュータの世界の基本の言葉です。
誤解しがちなこと
アルゴリズムはAIのことではありません。AIが生まれるずっと前からある言葉で、電卓の計算にも、検索結果の並び順にも、駅の乗り換え案内にもアルゴリズムがあります。何か賢い黒幕のように語られがちですが、正体はただの手順書です。
詳しく説明すると
アルゴリズムとは、ある問題を解くための手順や計算の段取りのことです。
この言葉が日常の会話に出てくるようになったのは、「SNSのアルゴリズムが表示順を決めている」「動画サイトのおすすめはアルゴリズム次第」といった報道からでしょう。どれも中身は、どの投稿を上に出すかを決める判定の手順、という意味です。手順である以上、人間が設計したルールと、データから学習させた判断の組み合わせでできています。
たとえるなら、レシピです。材料を切る、炒める、味付けする、の順番と分量が決まっていれば、誰が作っても近い料理になります。コンピュータは疲れずに同じレシピを高速で繰り返すのが得意で、その得意技の設計図がアルゴリズムです。
AIとの関係も、この線で整理できます。従来のプログラムは、人間がレシピの隅々まで書き切るものでした。AIは、レシピの一部を大量の実例から機械に作らせるものです。だから「AIかアルゴリズムか」という対立ではなく、AIもアルゴリズムの上で動いている、が正確なところです。
実務でこの言葉に出会うのは、提案書の「独自アルゴリズムで最適化します」という文句が代表です。これは中身を何も説明していない表現の筆頭で、聞くべきことは決まっています。何を入力すると、どういう考え方で、何が出てくるのか。この三つに具体的な答えが返ってくるなら検討に値しますし、独自の一点張りが続くようなら、それがその提案の中身です。
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