簡単にいうと
AIが時間をかけて多数のウェブページを調べ回り、内容を突き合わせて、出典付きの長い報告書に仕上げてくれる調べ物機能の呼び名です。主要なAIサービスに同種の機能があります。
誤解しがちなこと
「深く調べた=正しい」ではありません。仕上がりが長く立派でも、元にした情報が間違っていれば、間違いも立派な体裁で整います。出典を確かめる仕事は、これまでどおり人に残ります。
詳しく説明すると
ディープリサーチとは、AIが自動で多数のウェブページを調べ、内容を比較・整理して、出典付きの報告書にまとめ上げる機能の一般的な呼び名です。
ふつうにAIへ質問すると、答えは一往復で返ってきます。速い代わりに、調べ物としては浅くなりがちでした。そこで、AIに時間を与え、検索し、読み、足りない情報をまた検索する、という段取りを何巡も繰り返させる方式が生まれました。数分から数十分かけて、人が半日がかりでやるような下調べの形に仕上げてきます。名称はサービスによって多少違いますが、考え方は共通です。
たとえるなら、即答してくれる物知りと、「三十分ください」と言って資料を揃えて戻ってくる調査係の違いです。急ぎの一問一答は物知りに、腰を据えた下調べは調査係に、と使い分ける道具が増えたことになります。
実務で向いているのは、新しい市場の下調べ、設備や制度の比較、競合の公開情報の整理といった「広く集めて一覧したい」仕事です。最初の一歩には、急ぎでない調べ物を一件だけ任せて、出てきた報告書の出典を三つほど自分でたどってみることをおすすめします。どの程度信じてよい道具か、自分の目で癖をつかむのがいちばん早いからです。
注意点は三つ。時間がかかるので急ぎの用には向かないこと。プランによって回数に上限があることが多いこと。そして、出典の確認と最終判断は人の仕事として残ることです。報告書の見た目の立派さは、中身の正しさの証明ではありません。
最初の一歩
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