ChatGPT Workとは何か

ChatGPTの中に入った、エージェント(働くAI)の機能です。エージェントという言葉の意味は、以前の記事で説明しました(→ 「答えるAI」と「働くAI」。最近よく聞くエージェントという言葉の意味)。質問に答えるのではなく、頼まれた仕事を段取りに分けて、順に進めて、できあがったものを返してきます。

今回、何が発表されたか

OpenAIの公式発表によると、ChatGPT Workは、日本時間7月10日にGPT-5.6と合わせて発表されました。つないだアプリやファイルから必要な情報を集めて、表計算、スライド、文書などの仕上がった資料を作れる、複雑な仕事は小さな手順に分けて何時間でも取り組み続けられる、と説明されています。上位プランから順に使えるようになり、対象は順次広がる案内です。

それはどういうことか

先月お伝えしたMicrosoftのCopilot Cowork(→ Copilot Coworkが一般提供に。「仕事を丸ごと任せるAI」とは何か)と同じ方向の機能が、ChatGPT側にもそろった、ということです。答えるAIから働くAIへ、という流れが、主要な会社の全部で本線になりました。もう一部の会社の実験ではありません。

これは何を意味しないか

資料づくりの仕事がなくなる、という意味ではありません。何を作るかを決め、材料を渡し、仕上がりを確かめて直すのは人の仕事のままです。それから、この種の機能は上位プランからの提供が通例です。自分のプランで使えないからといって、乗り遅れではありません。まずは社内の得意な人がひとり試して、まわりに説明できるようになってから。その順番で十分です。

明日できる小ささ

自分が毎月作っている資料をひとつ思い浮かべて、「これを人に頼むとしたら、どんな指示書を書くか」を考えてみてください。その指示書が書ける仕事から、働くAIに任せられるようになっていきます。

出典(一次情報):ChatGPT Work 発表(OpenAI公式)