簡単にいうと
プログラムを書かずに(ノーコード)、または少しだけ書いて(ローコード)、業務アプリや自動化の仕組みを組み立てられる道具のことです。画面の部品を並べる操作で作っていきます。
誤解しがちなこと
「プログラマー不要で何でも作れる」ではありません。用意された部品の範囲でなら速く安く作れる、が正確なところです。部品にない特別な処理が必要になった途端、話は普通の開発に戻ります。それと、作った後の面倒を見る仕事は消えません。
詳しく説明すると
ノーコード・ローコードとは、プログラムをほとんど書かずに、画面上の操作でアプリや自動処理を組み立てられる開発の道具、およびその考え方のことです。
この道具が広まった理由は、作りたいものの数に対して、作れる人が足りないからです。日報のアプリ、申請のフォーム、二つのサービス間のデータ受け渡し。どれも専門の開発会社に頼むほどではないが、手作業のままではつらい。その隙間を、現場の人が自分で組める道具で埋めよう、という流れです。AIに指示して組み立てを手伝わせる形も加わり、敷居はさらに下がっています。
たとえるなら、組み立て家具です。工具も図面の知識も最小限で、そこそこの棚が半日で建つ。ただし規格外の寸法の壁にぴったり合わせたければ、大工仕事の領域に戻ります。
実務での向き不向きは、はっきりしています。向くのは、社内向けで、定型で、失敗しても致命傷にならない仕組み。日報、備品申請、簡単な集計。向かないのは、お金の計算の根幹や、外部のお客様に見せる複雑なサービスです。最初の一歩は、社内のいちばん小さい「紙とメールでやり取りしている手続き」を一つ選ぶことです。
提案書でこの言葉を見たら、聞くことは二つ。ノーコードで安いという見積なら、公開後の修正や部品の仕様変更への追従は誰がいくらでやるのか。そして、その道具のサービスが値上げや終了をしたときに、作った仕組みとデータはどうなるのか。作るのが速い道具は、依存も速く育ちます。
最初の一歩
まずは、お話を聞かせてください。
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