簡単にいうと
AIサービスの中で、テーマごとに会話と資料をひとつの箱にまとめておける機能のことです。箱に入れた資料を前提に、AIが答えてくれるようになります。
誤解しがちなこと
ただのフォルダ分けではありません。整理のための機能というより、「この箱の中では、この資料と方針を前提に働いて」とAIに現場を持たせる機能です。逆に、箱に入れた資料が古いままだと、AIは古い前提で答え続けます。箱は作って終わりではなく、中身の鮮度が命です。
詳しく説明すると
プロジェクト機能とは、AIとの会話や渡した資料を、テーマや案件ごとのまとまりとして保存し、その中では共通の前提でAIが応答するようにする機能の一般的な呼び名です。主要なAIサービスに、似た考え方の機能が搭載されています。
この機能がある理由は、毎回の説明が無駄だからです。AIとの会話は基本的に一回ごとに白紙から始まるため、「うちは建設業で、敬語は柔らかめで、この様式で」と毎回打つことになります。プロジェクト機能は、その前提を箱に置いておくことで、二回目からの説明を不要にします。
たとえるなら、案件ごとのクリアファイルです。図面も議事録も見積もその一冊にあり、打ち合わせの続きはファイルを開くところから始まる。新しい相手に一から経緯を説明する会議と、ファイルを共有している同僚との会議の違い、と言えば実感に近いはずです。
実務での使いどころは、繰り返し扱うテーマです。顧客別、工事案件別、あるいは「請求書まわり」「求人まわり」のような業務別。最初の一歩は、いちばんよくAIに頼む仕事をひとつ選び、その仕事で毎回説明している前提(会社の概要、文体、様式の見本)を箱に入れておくことです。翌日から、頼み方が一行短くなります。
注意点は二つ。ひとつは鮮度で、料金表や様式を変えたら箱の中の資料も差し替えること。もうひとつは中身の管理で、顧客の実名データを入れるなら、そもそもそのサービスに顧客情報を置いてよいかという情報管理の判断が先に来ます。箱の便利さと、箱に入れてよい物の判断は、別々の問題です。
関連語: 「コンテキスト」 「カスタムAI・社内専用AI」 「社外秘」
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