簡単にいうと
インポートはデータを取り込むこと、エクスポートはデータを外に取り出すことです。サービスの乗り換えや引き継ぎの場面で、この二つの言葉が出口と入口になります。
誤解しがちなこと
「データはうちのものだから、いつでも取り出せるはず」とは限りません。データの中身はあなたのものでも、取り出せる範囲・形式・手段はサービスの仕様と規約で決まります。全件を使える形で出せるかは、契約前に確かめないと分からないのです。
詳しく説明すると
インポートとは、外部のデータをサービスやソフトに取り込むこと、エクスポートとは、中のデータを外部で使える形で取り出すことです。
地味な言葉ですが、この二つはサービス選びの隠れた急所です。どんなに気に入った道具でも、いつかは乗り換えや世代交代の日が来ます。そのとき、顧客名簿、取引の履歴、蓄積した文書が、次の道具で読める形で出てくるかどうか。出てこなければ、乗り換えの費用は手作業での移し替えという形で跳ね上がり、実質的にベンダーロックインが完成します。
たとえるなら、引っ越しの段ボールです。規格の段ボールに詰めて渡せる荷物は、どの運送会社でも次の家でも扱えます。その家に作り付けの家具は、便利なぶん、置いていくしかありません。エクスポートできるデータは段ボールの荷物、できないデータは作り付けの家具です。
実務での確認は、契約前の三問です。どのデータを、どの形式で(CSVのような標準形式か、独自形式か)、誰の操作で取り出せるか(画面から自分でできるか、業者への依頼と費用が要るか)。AIサービスなら、会話の履歴や育てた設定・プロジェクトの中身がどこまで持ち出せるかも、同じ問いの対象です。
運用の習慣としては、年に一度でも主要なデータをエクスポートして手元に保管しておくことをすすめます。乗り換えの予定がなくても、サービスの障害や事業終了への備えになり、出口の通り道が実際に通れることの点検にもなります。避難訓練と同じで、使わずに済めばそれが一番ですが、通れない非常口はある日突然、壁になります。
最初の一歩
まずは、お話を聞かせてください。
売り込みはしません。お話ししてみて合わないと感じたら、断ってください。
無料で相談するつくば対面/オンライン・無理な勧誘はしません